持ち帰りと常駐

客先常駐って受注側にとっていいことがあまりないように思える・・・のだけども、ちょっとまとめてみると、

  • 持ち帰り
    • 案件をマルチで受けられる(ミスマッチによる失注率を下げれる)。また、他の案件も受けれるのでコストを下げることが可能。
    • 社員同士で作業配分が可能。
    • 作業現場の環境充実を継続して行える。
    • ノウハウなどが組織に落ちやすいので、企業文化が育ちやすい。
    • つまりそれって受注側が技術などを集約できる「場」が確保できるってことだね。
  • 常駐
    • 進捗管理がその場でできるので顧客が安心する。
    • 顧客の要望をダイレクトに聞ける。
    • 常駐要員をキーに営業展開が可能。
    • 契約時の金額が定額方式ならば、顧客は割り当てる作業時間を意識しなくてOK(受注側は大変かもしれないけど)。
    • 顧客側が知識などを自社に落とせる(受注側の裏返し)。

ところでだ、受注案件であっても、持ち帰り案件とし、ASPサービスとして開発提供するのはどうだろうか?
はたまたその生成物を使い回せれば?
或いは、受注案件に対して、自社の標準フレームワークをがんがん適用し、開発納期の短縮化、案件の回転率を高め、コストの引き下げを図る。また、フレームワークに対するライセンシーは初めからオープンライセンスとしてしまうことにより、契約時のライセンスのいざこざを回避する、とか。

あと総合的なWeb製作会社が「どうしてあそこまでコストダウンできるのかな?」ということですけど、「持ち帰りが主でマルチタスク前提」「製作物の見積もり科目が多岐に渡る為、科目間調整しやすく、全体としてプラスになる」ってことなのかなぁ、とも。