モチベーション競争の困難さ

Googleの話、モチベーション競争の続き。
「泳ぎ続けなければ生きていけないサメ」と「波間にただようマンボー」、あなたはどっち?

今日のウォール・ストリート・ジャーナルの注目記事は、そのGoogleですら、ベンチャー企業に人を奪われている、というもの。上場前の2003年に雇った人たちのストックオプションの現金化が可能になったため、Googleに残るインセンティブが薄れたエンジニアたちが、もう一花咲かそうと次々にベンチャー企業を興しているという。

自社サービスやプロダクトをやっている会社にありがちなのかもしれないけど、仕事に対するモチベーションが相当高ければ、自前のサービスやプロダクトを所有したがる方向に行くというのは当たり前といえば当たり前の話なのだろうな。

というか、そもそも「経営陣と同じだけのモチベーションを持った人間を雇う」ということはムリがあるので、モチベーション競争にもやっぱり限界あるよなぁ、とは思う。
「ヤル気がある奴ほど自分でコトを動かせることにこだわる」といいいますか、あまりに高いとそもそも勤め人なんてやってないでしょ?とか。

ただ「出口」について割と意識している会社も多いとは思う。
社内ベンチャーから別会社へとスピンアウトさせるのを認めるが、一応出資関係だけあって本体は親会社として緩く存在しているとか。