手弁当

Web業界の底上げとか崇高な考えがあるなら、お前ら率先して金取ろうよ
一連の騒動のエントリーを見て色々感想。

なぜだかシステム業界で「凄さ」がお金につながるのかいまいちピンとこない。

デザイナーであれば、「凄さ」・・・「有名性」と置き換えてもいいのだが、「名指しで仕事がくる個人」が存在しているのでまぁ理解できるのだが、これが(Web)エンジニアとなると「名指しで仕事がくる会社」はあれど個人ではまだなかなかないんじゃないのかな。。。
(講演会とか執筆とかメンターな業務を除いて、実装を必要とするもので)
あったとしても、システム知識に加えて、業務知識をものすごく必要とするもの、・・・エンタープライズなお仕事とか。

「動けばいい」は許されるが「見れればいい」は許されないのが、「凄さ」をどこまで必要条件とするかの温度差なのだろうな。
システム業界でも当然、「動けばいい」で許されない世界もあるのだが、タスクを細分化させリスクを軽減するという手段がとられがちなので、実装技術云々ではなくよりメタなポジションでなければ・・・エンジニアリングもメタ化されている・・・、なかなか「凄さ」は必要とされない、ってところなのだろうか。

ところで手弁当系イベントが盛んになってきたのはここ1、2年のこと?
Blogがブームになったおかげで気の利いた業界人なら当たり前のように自分の「ホームページ」・・・それこそ本当の「ホーム」・・・を持つようになって、同じ興味属性の人々が気軽に出会えるようになった為というか。

あと開発環境やリファレンス等がオープンになり、タダ当然になったというのも関係しているのか。
学習コストの安さが安価な相場感にもつながっている気がするし。

話が変わるけど、なんちゃらマスターとか資格だったり、ベンダー主体のセミナーだったり、「職業訓練商売」ってのがベンダーの一事業として成立してきたわけだけど、なんかまぁ難しくなってきたよね、色々と。
「楽しいからやる」という動機もその一つだと思うのだけど、お金以外のインセンティブ(人間関係、技術の広がりとか)を重視するプレイヤーも出現してきているわけだしね。
むしろ、逆に若干なら出費してもいいよ、みたいな。

ってか、Adobeは数少ない「有料IDE」のベンダーであるのだが、フリーでいいFlashツールってないのかね。
FLVフォーマットも扱えるとなると多分ないよな。
言語自体は進化の袋小路に入ってしまい、どうでもいいところをグルグル回っている気がするが・・・AS3.0 でまたリファレンス本が売れるのか・・・、要素技術の拡張については(モバイル対応とかFlv)、オープンソースIDEでは追いつけてないと思う。
とりあえず最終的にはJavaApplet化するわけだけど。