書籍『トヨタの闇』読了

ヒマだったので買って読んでみた。



以前、リコールネタとか『週刊東洋経済』に掲載された特集と結構かぶっているような気もしたし、それほど新鮮な発見がなかったのが正直な感想。
まぁ実際はこんなもんでしょ、といいますか。
よく知らない人はびっくりする内容かもしれないけど。

以下、目次。

第一章 トヨタの本質はなぜ報じられないか 第二章 トヨタの社員は幸せか 第三章 トヨタ車の性能は高いのか 第四章 下請け社員を苦しめていないか 第五章 世界での評判


印象に残ったのは、

  • 正規業務外の労働時間が多い。今はやや改善?
  • 完璧主義。人は優秀だが、そこについていくのが大変
  • 問題が起こった時、御用組合はあまり役に立たない
  • 年功序列。若いやつには権限が殆どない


とにかく、「働きすぎるほどよく働く」のがトヨタの特徴らしい。
(まぁ部署によるとは思うけどね)

とはいうものの一番印象に残ったのは、「第一章 トヨタの本質はなぜ報じられないか」だったりする。
ネットを含めた各種報道機関がトヨタ記事をどう扱っているかに触れたのが興味深かった。

広告依存のビジネスモデルとジャーナリズムの相性の悪さは致し方ないものか。
広く薄く広告主を集められるモデルだとまだ成立するのかもしれないけど、・・・まぁそういうのって数を回さないと利益にならないわけだし、やや困難。