イノベーションとかSIerとか

イノベーションが目的なの?

多分、このへんの話題の反論。

ニッポンIT業界絶望論
希望は突然やってくる

なんだろね、何に価値を置くか?は立場ありきな話だと思うのですが。
営業にとって人脈が大事なように、エンジニアにとっては「サービス」「パッケージ」が強力な肩書きになるのだなぁ、と。

クライアントにとって「一世一代」となるのは、多分単に価格の問題じゃないのかな。
圧倒的な安さで提供できればそうはならないと思うし、それを技術で実現できるのが自分なりのイノベーションの解釈。

10人の金持ちから100円ずつ貰うのではなくて、100人の普通の人から50円ずつ貰う方法と言いますか。
現在の受託カスタムメイドの最大の弱点は「一部の金持ち相手しか商売ができない」ということじゃないのかな。
市場に広がりがない。
「金持ち相手のシステム開発」というのは大体プレーヤーも決まっているわけだし、内側から頑張るのは偉いとは思うけど、賢くやらないとしんどそうなイメージ。

あー、あとさ、単一のソリューションで広く遍く系の話も古臭いよね。いつまでマスプロダクション時代の幻想を見てるんだろ。マスカスタマイゼーションやパーソナライゼーションの行き着く先は超高速なオーダーメイドになるしかないじゃん。そういう想像力もない輩がイノベーション語るってのもどうかと思われ。え? そんなの無理だって? それを実現するのが「イノベーション」じゃないの?

「行き着く」と表現しているけど、これは「ループしている」と解釈したほうがいいと思う。
重要なのは今がそのループのどの段階なのかを見極め、いつ乗っていつ降りるか?ということじゃないかな。