日本人は動きながら変えるのが苦手

読んでみた。

仕事は7.5時間で終わらせる
スケジュール意識の違い

まとめると ・そもそも無理な物は残業したって無理。 ・ちょっとくらいの納期ずれは残業して解消しなくても、そのうち解消する。 ・解消しないのなら適切な対策を打って解消する という普通の対応でも、案外、物は作れるのだ、ということじゃないかと思います。

スケジュールに対する忠誠心が日本人は比較的高いのか。
スケジュールの引き方がそもそも下手なのか。

ってか、

日本人は動きながら変えるのが苦手

なのかもしれない。
計画を遵守することは得意だが、その計画自体を動的に変えていくことが苦手。
変わることのコストが高すぎるというか、機動性が低いというか。

計画は目的を実行する為の道具でしかないのだが、「とりあえず一番身近にあるものに忠誠を尽す」というスタイルが全体最適の欠如の原因となっているような気がして仕方がない。

ここで示したように計画に対する違和感があるのもそれかも。
「工事進行基準」、「原価」

と言いつつも、計画は立てなければならない、と自分自身考えているのも事実だったりします。
ただ、やらなくてはならないことは、「計画のアップデート手段が見えているか」「初期計画と最終計画のズレをノウハウとして蓄積できるか」ということだと思う。
後者に対応しきれていない組織が意外と多かったりする。
(プロジェクトが完了すればそれで全て終わり)

だが、ノウハウが蓄積されたとしても、「最終的には、常に正しい計画ができてその通りに進捗が行われる」とはならない。
システム化、マニュアル化、アウトソーシング化などで単純化できるものもあるが、ステークホルダーの関係性やプロセスなどが複雑なものはなかなかそういうわけにはいかないだろう。
ノウハウは計画の可変性に対するノウハウであり、リスク値を精緻化させる為の手段と考えるべきかしら。