書籍『スピリチュアルにハマる人、ハマらない人』

読んだの大分前だけど。

江原氏の周辺を分析することにより現在のスピリチュアルブームを語るべきもの。

「現世利益を越えたもの」を語らなくてはならないと考えるが、それは人々の興味を喚起させることなく、華麗にスルーされてしまうのが消費社会の現実であり、宗教家の悲しみがそこにあるとしたら、そこを深く抉る本があってもいいと思った。

現実に迎合するか、或いは過度に現実から遠い世界を妄想するか。
宗教は究極的には個に還元せざるを得ないのだが・・・なぜならそこにある現実は宗教の唱えるものとは異なるから・・・、そうではない外界に力を与えうる物理的法則のようにとらえられてしまうのは、それこそ人って弱いよねぇ、ってことなのか。

宗教というかカルト的なものを考えるにはこちらもよい資料。