シュリンク

微妙。
外国人労働者の受け入れには反対です

今後、もっともっと景気がよくなって、働きたい人が全員、仕事に就けるようになったら、給与は必ず上がる。人の取り合いになるから。大切なのは、そのとき必ず出てくる「外国人労働者受け入れ」提案に、庶民は断固反対しなきゃならない、ということ。


今の景気は戦後最長景気なわけだが、庶民の給与はちっとも上がっていない。

もちろん、サービス産業など、輸入不可能な分野も多い。でも、それはそれでいいんですよ。日本経済が発展し、人手不足になって、日本の中流階級女中や下男と無縁になった。今では上流家庭にだって家政婦さんは滅多にいない。億円単位の年収がある人ですら、(ふつうは)個人でコックを雇ったりしない。

DINKSとかで世帯収入が1000万を超え、「お金はあるけど時間はない」という場合、ハウスキーパーを雇うのはむしろよくあるケースなのかなぁ、と。
個人でコックを雇わないのはおそらく経済合理性を考えて。
出張シェフみたいなのはあるわけだし。

結局、供給者であると同時に消費者ということなのだよね。
モノやサービスが競争の中で売れ続ける為には、「安価」か「付加価値」か「認知」の3択しかないという単純な状況で、「付加価値」を下げる・・・提供できるサービスの質を落とすというのはなかなか難しいとは思う。

大体、日本って海外から見て働きたい国になってるの?とは思う。
うろ覚えだけど、なんか前にテレビ番組で、看護サービスの会社がフィリピンの看護師学校へ視察に言った話があって、日本で働きたいと言った人々が殆どいない・・・30人中1、2人しかいなかったような。
カナダとかアメリカが人気あるらしく、日本の外国人受け入れ体制はヘボくて、わざわざ選択して行くメリットがあまりないんだと。

今後、景気の拡大が持続して人手不足が続き、本格的な人件費上昇がはじまったとき、今ある社会の形は大きく変わる。この変化を、恐れてはいけない。安価な労働力に頼る社会を守って外国人労働者を受け入れるなら、あなたの貧乏生活は一生続く。 平凡無才の私たちが携帯電話もパソコンもテレビもクーラーも持てるようになって、庶民の利用するお店から生演奏が消えた。未来のファミレスには、ウェイトレスもいないだろう。寂しい? そうかもしれない。しかしそれは、幸福のコストなのだ。


このままおとなしくシュリンクしようぜ、ということか。
どちらにしろ、今のところ、ヒトもカネも海外からがんがん入れていこうぜ、ってことがほぼ既定路線かしていると思うし難しいよね。