I2C、I2B(造語)

図書館についてはてブもらった。

規模や館種によって、ある程度のグルーピングは可能かも(一種類のパッケージで制覇は無理かと)。ただ、何か特殊なサービスやコレクションでも入ってくると、カスタマイズが必要になるような。


浪費ではなくて。ある図書館は貸出情報をリアルタイムに見せたい/見せたくない,ネット予約させたい/させたくない,etc。膨大なカスタマイズ用件があるのです。これらはすべて市民や役所の要望・事情に基づきます。


なるほど。

図書館について軽くググってみたのですが、図書館の横断検索みたいなことを行っている市とかもあって、システム統合も話の一つとしては出ているみたいですね。
って、地方自治の独立性を考えれば、図書館システムが各々の地域で異なっていてもおかしくないかも。

と、なんか釈然としない。

まず、図書館を専業としたニッチなシステム屋があってもよさげなのに、なぜ出てこないのか。
なんだかんだ言って、システムの受発注は人間同士(企業と企業同士)のつながりから発生しているから。
或いは市場としての魅力に乏しいから。
というか、既にあるけど、自分が知らないだけか。

全体最適を考慮すれば、廉価なシステムリリースという選択肢があってもよかったはず。
否、そういう部分的な話ではなくて、だからこその図書館民営化論なのか。
個々の企業が効率的に動いてくれると仮定すれば、ムリに一つのシステムを標準化する必要はない。

カスタマイズにこだわり過ぎる気もする。
90%を99%にすると一桁コストが変わってくる
予算主義ということも大いに関係するのだが、受注側、発注側双方に経費切り下げへ向かうインセンティブがほぼゼロ。
必要な機能は全て必要。なぜなら予算は使い切らないといけないから。
「公共団体から市民へ」「公共団体から企業へ」と言った、「I2C」「I2B」(造語)の商売がSIerにとってすれば一番おいしいのか。
(I は institution の頭文字のつもり)

ただ未だにクラサバシステムが多いってことは(予算がなくて)システムリプレースがなかなか思うように進んでいない気もするのだが。

なんて外からしか見たことないから勝手なことを書いてしまった。
部外者から見れば、FreeBSDLinuxも同じに見えるみたいなものかしら。