流動化が必要な部分

情報サービス産業を救う銀の弾丸はない

って結論らしい結論を書かずにお茶を濁すのも格好悪いのだが、社会構造に起因する派生的な事象を論い、「銀の弾丸」として海の向こうじゃ手垢のついたバズワードを売り込む不毛な議論が多すぎるので「銀の弾丸」となる技術なんてどこにもないぜ、ということだけでも明確にしておきたい。個人的には雇用の流動化が鍵という気もするが、これって雇用法制だけでなく文化とか職業倫理とか企業経営に根ざした話なので、政策的にどこまで手当てできるものなのか正直なところ分からない。ただ、日米のIT産業を比較して、表面的に日本の業界の悪弊にみえてしまう問題の多くは、何らかの形で雇用の流動性と密接に結びついた部分均衡解である場合が多いから、そういった想像力を働かせて目先の議論から一歩引いて物事を捉え直すと、本質からズレたソリューションに惑わされなくなるんじゃないかな。


とりあえず経営陣の流動化が必要かなぁ。。。
無条件で新しいモノ好きとかじゃなければ、なかなか過去の成功は捨てられないだろうし。
そもそも大手SIerの経営陣にITの未来を託すのがなんか間違っている気がしてきた。