スワンベーカリーとか自己の体力を温存するとか

あなたは、なぜ、自分のお金を貧しい人々に分け与えないのですか?

クロネコヤマトの故小倉昌男が手がけたスワンベーカリーを思い出した。

スワンベーカリー誕生の背景

日本の障がい者の数は人口の約5%、約600万人といわれています。この人達の大半は全国に6,000箇所以上ある共同作業所や小規模授産施設で働いていますが、1カ月の給料が1万円以下という低さで自立するには、ほど遠い現状です。 福祉施設の幹部職員に経営のノウハウを伝授しなければ低賃金からの脱却は望めないことを痛感した小倉前理事長は「製品」や「作品」作りではなく、一般の消費者を対象としたマーケットで売れる「製品」創りをめざしたセミナーを1996年から全国各地で開催し、意識改革に取り組んできました。 この過程で月給10万円以上支払うことを実証し、お手本を示す必要から「焼きたてのおいしいパン」店構想に着眼しました。「アンデルセン」「リトルマーメイド」を全国展開しているタカキベーカリーの高木誠一社長という良き理解者、協力者を得て、同社が独自に開発した冷凍パン生地を使えば障がい者でもパンが焼けることが分かり、さっそく実践に移しました。

同情や良心だけでなく利益を算出しなければ物事というのは続かないのだろうな。
ボランティアをやっている人達が、自己犠牲の精神を突破し、
やがて「自分が楽しいから」という健全なエゴイズムを獲得するのもこれに似ている気がする。

それと自己の体力を温存したまま物事を為すというのは、寄付やボランティアに限らず重要なことで、
仕事、恋愛、或いはネガティブな悪意や復讐などありとあらゆることに言えると思う。

デスマプロジェクトが終わると同時にそのプロジェクトのリーダが辞めてしまうとかこれに似ているか。

ってか、自己犠牲的精神が必要な「期間」もあるよ。
例えば、会社立ち上げ時期とか少ない予算で過度にリソースを投入しなければならないとか。
でもそれは「期間」であって、終わりのあるものなので、
もしずっと継続していくものだとしたら明らかにおかしいのだよね。