仕事と愛情とか

最近、面接みたいな場でエンジニアと話して思うのは、
プログラムとかを生業としているにも関わらず、「プログラム大好き!」って人は少ないよなぁ、ってこと。
役割が細分化された現場が多く、プログラムの仕事って本当に狭い意味でのプログラム(コーディング)となってしまっているからか。
黙って仕様書通りに作ればいいから、とかそういう感じで。

モチベーションの高い営業マンと話していて思うのは会社のグチとか上司のグチとかはあるけど、
自分の売っている商品とかブランドとかを本当に愛しているというか好きなんだよね。
愛せない商品を売るより愛してる商品を売った方がそりゃあうまく行くだろうに。

経済的インセンティブ(例えば歩合制)の限界。
『脱予算経営』『ソフトウェア開発者採用ガイド』とか色んな本で結構で出てくる話として、「目標や計画が設定されるとそれに対して行動が最適化され、好ましい結果を生まないことがある」ってのがあったりする。
予算を達成してしまえばそれ以上は動かないとか。
売上目標を立てたら利益度外視で社員が動いて会社が傾いてしまうとか。

コードが好きだと言うだけで半分より上

ついつい「プログラム好き?」という質問をしたくなってしまうのだが、それってモチベーションの高さを測りたいから、ってのもあったりする。
資格を沢山持っているとかどういう業務に携わってきたとかは、単発の仕事を流すならまだしも、長く仕事をするパートナーとして考えると実はどうでもよかったりする。
好きと言うだけで実はそうじゃない奴の倍ぐらいの給与払ってもいいんじゃないのか。
それぐらい能力に差が出てくるというか。
ってかさ、好きじゃないのにそれを続けているエンジニアがあまりに多すぎるというか。
話すことと言えば「どれぐらい寝ないで働いたか?」という自虐話。

単に本当は好きなんだけど、嫌いになってしまう環境というだけかもしれんけど。