多重下請け構造のイベントとか

アルファギークが空回り

会場には、SI関連の人が多かったので、次にやるとしたら、SI業界の多重下請け構造にテーマを絞り、重鎮たちと対決したいですね。


やるか、これ。
いや、やったほうがいいよ。
でも、政治的な運動とはちょっと距離を置いた方がいいな。
政治的な感傷論ってウケはいいんだけど、
実際に利益追求マシーンである企業がそれをヨシとするかどうかというのは、
インセンティブ設計としてはすこぶる危うい。
外向けには「よっしゃよっしゃ」と言いながら、現場レベルでは「そんなんで業務が回るわけないだろ」と一蹴されるのがオチな気がする。

ただ、
多重下請けの問題点として、「コードの品質に対する責務が曖昧になる」ということが挙げられるし、
この点において、発注者側や一次請負からしてもよくないのだよね。
やや冗長にリソースを費やすということで、品質不足をカバーしているのが現状だとも思うし。
つまりはムダにコストがかかっている、と。
この部分においてなんらかのインセンティブを作ることができるかもしれない。

よしんば一次請けで全ての人員を集められなかったとしても、
一次請けが二次請けに対して多重下請けを禁止し、
要員確保のリスクは自社で抱えると宣言すれば、それだけでも階層はだいぶ浅くなると思うのだけどね。

理想は一次請けが開発要員を全て自社で抱えているということか。
うーん、それはどうなんだろ。
プログラミング能力をコアスキルとして設定しているわけではないと思うし、難しいのかなという気がする。

また運用中心の自社サービス系開発だとあまり多重下請けはない気がする。
日々メンテンナンスを行う上でシステム修正を随時外に出すのはあまりにスピード感がなさすぎてダメすぎる。
そこのメソッドも一つのヒントにはならないだろうか、とか。