「手ごわい頭脳」読了とか

読んだよ。



アメリカの弁護士の法律の考え方とか業界事情についての本。
面白かったよ。
政府や弁護士の良心に頼らない制度設計になっているのが興味深い。
法律を覚えることはあまり重要ではなく、事実の解釈が重要視されることとか、
日本の弁護士制度とは相当違うのだね。
あと、行政指導ではなく、懲罰的賠償金という訴訟リスクによって、社会秩序の維持を求めたほうが低コストなんじゃないの?という話とか。

個人的には、日本の司法制度って哲人政治に近いところがあるから、
良心を担保とする制度設計は見直してもいいんじゃないのかな、と思った。
気質として真面目さがあるだろうから、うまくいっているのだろうけどね、おそらく。