内定取り消しとか

内定取り消し、企業名公表へ 厚労省が規定設ける方針
asahi.com(朝日新聞社):内定取り消し、企業名公表へ 厚労省が規定設ける方針 - 社会

正直、国の対応に「甘いなぁ」と思い、はてブの反応に「なんじゃそりゃ」と思い。

自分自身、今回の国の施策にやや否定的なのも、卒業の2ヶ月前ぐらいに就職先が決まったからかもしれない。
内定なにそれ?って感じだったし。

新卒では無名の企業に入ったにも関わらず、
今の職場はそこそこ名のある企業からの転職組が多いので、
新卒って確かに自分を一番高く売れる機会ではあるのだが、まぁ、人生分からんよね、とか。

内定を取り消した企業名の公表だけど、こういうのって国が率先してやるものなのかね。
新卒偏重主義の強化にしか過ぎない気がするし、大学とか有志でやるなら分かるのだけどね。
そもそも今年内定取り消しをしなかった企業が来年、再来年もしないとは限らないだろう。

だからまぁポーズなんだろうな多分。

ってかね、
新卒、第二新卒中途採用の5年後、10年後のパフォーマンスを比較したとして、
彼らの能力に著しい差が出ているとも思えないんだよね。
だから新卒偏重主義は「あれ?」って思ってしまう。

非正規社員の雇い止めだけど、正社員雇用の際に「契約」が足枷となっているケースもあるから、
このへんとかもう少し調査したほうがいいとは思うよ。
ってかさ、100万の助成金でなんとかしろたって、もっとコストはかかると思われるよ。
そもそも100万って金額にしても裏付けとかあって出てきたものなかね。思いつき?

で、

「雇い止め」や契約を中途解除された労働者らへの対策では、直接雇用した派遣先企業への助成金のほか、非正規労働者への雇用保険の適用基準を「1年以上の雇用見込み」から6カ月程度に緩和し、失業給付金の給付日数の延長も検討する。


雇用保険の拡充はいいと思った。
そもそもこういった社会保障非正規労働者と正規労働者を分けるような状況がおかしい、とか。
非正規社員の雇用メリットって、
「即戦力の確保」「柔軟な労働力の調整」「各種社会保険の抑制」とか色々あるだろうけど、
他2つはともかく「各種社会保険の抑制」というのはどうもいかんよね。
これってさ、単に法の不具合がもたらすメリットなだけであって、
極端な話、
バイトやパート、契約なども含めて、1円からでも報酬が発生する場合、
雇用主及び被雇用者に社会保険費の納付義務が発生する、となったら、
吹っ飛びそうなものだけど。

また、社員寮に入る労働者は、失職と同時に住居も失い路頭に迷うことがあるため、敷金や礼金など新規入居の初期費用を貸与できるようにする。厚労省所管の独立行政法人が運営し、21年度までに全廃される雇用促進住宅(約14万戸)の活用も検討する。


社員寮ってのがよくは分からないが、住宅行政についてはもう少し広めやってもいいとは思う。
住宅がないと就職もままならないしね。