公官庁入札のウェーバー制とか
日本の長期衰退の原因も需要不足ではない:Hayashi-Prescottが指摘したように、日本の90年代以降の長期低迷の原因は、短期の需要不足ではありえない。ケインズ的な理解でも、投資水準の変わる長期では、需要不足は価格によって調整されるはずだ。10年以上も名目ゼロ成長が続く原因は短期的な景気循環ではなく、生産性(TFP)の低下という長期の要因である。
生産性ねぇ。。。
・大企業より中小のほうが労働生産性が低い
・大企業より中小のほうが労働分配率が高い
・大企業より中小のほうが社員の給与は安い
IT企業について思うのは、
規模が小さければ小さい程、間接費比率が高くなる、
というのはあるとしても、
受託ピラミッドにおいて上流から下流に流れていく間に売り上げがどんどん小さくなれば、
そりゃあ生産性が下がるだろうし。
価格決定力が弱いからね、仕方がない気もする。
中小IT企業の競争力をどうやって上げるのか?って、
一昔前の財閥解体みたいなことをするのはこのM&A盛んなご時勢にはナンセンスな気がする。
単なる思いつきだけど、
公官庁の入札にはウェーバー制みたいなものを導入することできないかね。
売り上げや資本の小さい順から優先的に交渉権を得るといいますか。
一定額以上の資本については、むしろ入札から除外してしまうとか。
SIer大手で、自分達の顧客から公官庁が外れれば、その分のパワーをもっと素敵なことに使うかもしれんし、
中小ITもこれをきっかけに競争力をつけてくれればいいよね、とか。
そもそも資本力があれば「1円入札」も可能で、その後の保守で収支を合わせるといことができちゃうし。
いやまあ中小やベンチャーからのIT調達を積極的に行おうとしている機運もあるらしいのですが。
ってか、公共事業をあてにしても仕方ないかな。
今後予算は削減されていくだろうに。
あと、公官庁のIT案件ってどっかにドキュメントとか開示されてないのかね。
社外秘なのかな。
でも、国の税金で調達しているものだから、まるっきり社外秘っていうのはあり得ないだろうなぁ、とか。