「LEONの秘密と舞台裏」読了とか

LEONはまともに読んだことはないのだが、これは面白かった。



割とこの手の成功本って非論理的な精神論に終わりがちなのだが、
冷徹に客観性を持とうとしていることでよい本。

各論になると、他の企業に通用するような一般的な話ではなかなかないのだが、
「物事を成功する為には考え抜くことが大事である」
という極々当り前なことを痛感するというか。

出版業界に対する問題意識も相当に高いし、「欠けている何か」に気付いているが故に、LEONという雑誌は他誌より一歩抜きん出るとかそんな話。

まぁ本でも触れられてますが、
どんなにロジックを組み立ててもギャンブルの部分は残っているわけで、
例えば「モテる」という言葉の使い方だったり。

なお、LEONの編集長を離れた後、「@zino」というウェブメディアを立ち上げたらしいのだが、それはうまくいかなかったようだ。
なかなか難しいものだよね。
Wikipedia - 岸田一郎