「これがいい」から「これでいい」へ、とか

なるほどなるへそ。

買わない時代

マーケティング指向の次は社会指向になると言われて随分経ちました。その傾向は昨今かなり顕著になってきたように感じます。ではその先の「買わない」が当たり前の時代には、どういうアプローチが必要となるのか。まったくの個人的な考えでしかありませんが、キーワードとして「未来」「共に歩む」というものが重要になってくるのではないかと感じます。
上手く言葉に出来ないのですが、「買わない」【でも】「お付き合いする」というような、そういう関係性というか、別種の価値観・琴線に触れるものが必要なのだろうと思うのです。


「買わない時代」ねぇ。。。

欲求喚起型マーケティングの終了についてはあちこちで色々言われているけど、
無印良品がなかなか面白いことを言っている。

無印良品からのメッセージ

無印良品はブランドではありません。無印良品は個性や流行を商品にはせず、商標の人気を価格に反映させません。無印良品は地球規模の消費の未来を見とおす視点から商品を生み出してきました。それは「これがいい」「これでなくてはいけない」というような強い嗜好性を誘う商品づくりではありません。無印良品が目指しているのは「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感をお客さまに持っていただくこと。つまり「が」ではなく「で」なのです。


「これがいい」ではなく「これでいい」の時代へ、ってことらしい。

似たようなことを目指して、昨年度、猛烈に売上を増やしたのが、
ユニクロのベーシックカジュアル路線か。
あれはまさしく「ユニクロでいい」だからな。

だからまぁ「○○でいい」って思わせたら成功ということか。
「満足」ではなく、「納得」なんだろうね。

じゃあどうすればいいのさ、って話だけど、
適切なプライシング戦略と、それに耐えうるようなコスト管理ってことなのかな。
余計な機能はいらんから、納得できる価格でお願い!とかとか。