新エネルギーバブルとか

今週の東洋経済は新エネルギーバブルの話だったよ。
太陽光やら風力発電、EV、スマートグリッド、蓄電池。。。
ドイツのFITの話とか、Qセルズとかビッグスリーとか、米国バイオエタノールの失敗とか、久々に結構面白かったよ。

気になった記述。

もともと、太陽光や風力発電等の新エネルギーは、GDP国内総生産)など経済指標には表れない価値を持っている。温室効果ガスの排出は実質ゼロ、世界中どの国でも無限に入手でき、資源の偏在や枯渇性がない、といった人類の持続的発展に不可欠なエネルギー資源なのだ。 しかし、これを市場メカニズムだけに任せておくと、既存エネルギーのデメリット(CO2排出など)は目に見えるコストとして上乗せされないため、新エネルギーは価格競争面で不利な立場に置かれてしまう。 そこで政府の出番だ。投資に対する税額控除やフィードインタリフ(固定価格買い取り制度)を使って、新エネルギーの需要を人為的に拡大させる。 この「官主導で市場を創る」という点がグリーン革命の大きな特徴だ。つまり、この革命においては需要が拡大するか否かという議論はナンセンス。新エネルギーの需要は政府により強制的に創られるのである。米国の論壇誌などで「グリーン産業がネクストバブルになる」と指摘されるのもこのためだ。
新エネルギー革命の特徴は、先述のとおり官製市場であるということだ。賢い政府は優れた制度設計で、新エネルギーやスマートグリッド、EVなどの国内市場を拡大させ、そこで量産効果や技術開発の場を得た国内メーカーが有力な輸出型製造業へと育っていく可能性が高い。