Lingr終了とか

各所の動画サービスが次々と閉鎖になる今日この頃、・・・まぁ動画を扱うにはPC自体のスペックが低すぎる為、インフラの費用対効果が悪いという技術的制約があるからなんだろうけどさ。

それとは話が変わりますが、

LingrとRejawサービス終了のお知らせ

初期投資の金額が大き過ぎて、プロダクトの内実に比較して達成すべきハードルが高過ぎたというところなのかな。
「借りれるときに目一杯借りておけ」が鉄則なんだろうが、それが後々まで首を絞めることになったといいますか。
自己資金で始めたとかなら、従業員のレイオフとかインフラの切り替えを進めて、縮小しつつも継続みたいなアプローチはまだあったのだろうけど。
・・・それでも性格的にレイオフはできなかったのかな。
それはそれで問題の気がする。
一人でやったほうが効率がよいというなら、自分以外全員レイオフして一人でやればよかったのにね、とか。

それで、上記のようなもろもろで何を言いたかったかというと、この分野では「企業の競争相手が個人になる時代は目の前まで来ている」ということです。スタートアップ企業を作って数名で作るのと、一人の個人が副業で立ち上げるのとでは、最終的に出てくるモノの差がだんだんなくなってきており、単に「かかるコストだけが100倍違う」ということになりかねない、と思うのです。



この分野というのがWebサービスだとしたら、モノの差がなくなっている?そうかな?
「継続させる為に必要なコストを必要なだけかける」のが現実であって、企業規模でなければサービス維持不可能なWebサービスというのも存在するし、だから「個人」と「企業」の比較で一律に考えるのは何かを見誤っている気がする。

Lingrの失敗から学べることはもっとあるはず

僕が敢えて知りたいのは、インフォテリアUSAが失敗した理由ではなく、Lingrという素晴らしいシステムがなぜダメだったのか、という理由の分析だ。


誰に向かって売るか?がイメージできてなかったんじゃないの、とか。
「ミクロを撃ってマスを制す」はおちまさとの企画に対する言葉だが、ミクロに対する想像力が不足していたからかね。
バックヤードの技術力云々とかは二の次な気が。