海外移住とか留学とか幻想とか

だらだら読んだ。

日本を拡張する

別に煽らなくても海外移住は増えているらしい。
「海外長期滞在で人口流出」女性、初の減少6544万人

海外留学って昔ほどのステータスはない気がするんだよね。
希少価値が薄れたと言いますか、会社とかでも1人2人ぐらいは当たり前にいるわけだし。
「自分のライフスタイルにあった国を選ぶ」ってのは普通の価値観になっている気がする。
だからいま問題とすべきは、
「どうすればこの国で働くことを最優先事項としてくれるか」
ってことじゃないのかしらね。

以前書いたことの繰り返しになってしまうが、
海外とか

まぁ自分が日本を支える立場にあるわけじゃないから、こんなお気楽でいるかもしれない。 支える立場の人はどんどん行くべきだとは思うけど。 でも、日本が今抱えている問題って昔と違って海外に行けば何かが見えてくるとか、そういう単純なものだとも思えないんだよね。 明治維新の頃はプロイセンにならったし、戦後日本はアメリカにならったわけだけど、今の日本ってそこまで他国のやりかたをならえるものなのかね、とか。 現在はロールモデル不在かもね。 他人に希望を委託しなければなんとかなりそうな気もするんだけどさ。



日本の構造的問題について、おそらく海外に行ったところでヒントはあっても解は見つからないだろうし、
「自分達の問題は自分達で考えて解決するしかない」
という強い開き直りのほうが必要だと思うのだけど。

海外移住や留学で何かを得てきて、それが日本を変える原動力そのものになるというのは、幻想だと思うよ。
そんな生易しいものじゃないから皆困っているんじゃないのかね。

本場の空気を吸いに行くのはいいことだと思う。
パティシエがフランスに修行にいくとかそういうのはあまり間違ってない。
ただ、日本の総体的問題の突破口をそこに求めるのはどうかしら?とは思う。