自社サービスの開発の効率のよさとか

なんか自明のことな気もするけど、受託開発より自社サービスの開発のほうがなぜ効率がよいのかだらだら書いてみた。

仕様などを企画した人が傍にいるので、分からないことは歩いて聞きに行ける。
作った人も傍にいる。
作ってる会社は作ってるかもしれないけど、聞けば分かるという理由で、ドキュメントが不要。
「こういう企画楽しくてよくない?」という提案とか、開発者の裁量の度合が大きい。
「効果の割には工数が大変だからやめにしない?」とムダな機能も作りこまずに済む。
失敗したときの損失を把握している分、リスクをとりやすい。
同じシステムをずっと改良し続けるわけだから、ノウハウが蓄積される。
自分達の会社のシステムだから、システムに対する愛着が深い。

同じ人間が作り続けるから、新しい技術を学びにくいのでは?って思われるかもしれないが、
クライアントに振り回されて突発的に時間を浪費するってこともないから、新技術を学ぶ為の余裕も作りやすい。
あと、リスクをとった動きができるので、実際の開発にもとりいれやすい。

ってなわけで開発の効率は高いかと思う。
これが具体的にはどういう形になって見えているかというと、
「受託開発の3分の1ぐらいの人数で、3倍ぐらいのスピードで作っている」
というところではないかと。

受託でやらざるを得ないシステム・・・システム事業がコアな業務と考えられてないので外注せざるを得ない・・・があるのも理解できるし、おそらくなくなることはないのだろうが、「毎回違うメンバー、違う要件、違うシステム構成」では効率性は上がっていかないだろう。
そもそも「人月で出した見積もりが通ってしまうビジネス」であれば、効率性を追求するインセンティブは低いといえば低いのかも。