見積りの不透明さとか

SIerの出してくる見積りに対してだけど、

IT業界が詐欺師集団と言われる理由

問題点が多いと思うのであれば、相見積りとればいいじゃない、とは思うのだけどね。
既存ベンダーとのリレーションを重視するって言ってもさ、安くない買い物なわけだし、複数SIer企業に並行して提案してもらうとかもっとやってもいいような。

それから、「コストがこれだけだからこれだけかかる」ではなくて、「これだけの利益を生むからこれだけの費用を投じてよい」というようにこちらで価格を決定できるようにしないと仕方ないんじゃないの。

ベンダー側からすると、単価を開示することは企業競争上、譲歩できないポイントだと主張するところもあるかと思いますが、一般的な単価が公開されているこのご時世では、いつまでもそういった秘密主義を続けていると、競争力云々の前に顧客からの信頼を失うことになるでしょう。



コストが示されないサービスのほうが多い気がするんだけどね。
さくらのレンタルサーバーが500円だったりするけど、その500円の内訳ってどうなってるのかって考えたことないし。

詳細な見積もりというのはある程度要件定義が進まないと算出できないのが現実だと思うし、とっとと見積もりを出さざるを得ない状況だから、とりあえず大枠の数字を出すしかないんじゃないのかな。

ってか、企業は「より多くの利益を上げる」ってのが行動原理だということをもっと理解しておくべき必要がある。
営利団体同士の付き合いであるならば、それは開き直って考えるしかないだろう。
適正な見積もりを引き出したのであれば、やはり発注側で策を講じたほうがいいと思うのだけど。
なんというか、大根を買うときに値段交渉で「コストを教えさいよ!」というオバサンはいない。
「あっちの店は安かったけど、もっと安くならないの?」とかさ、「適正な価格を引き出す」という点ではそれでもいいんじゃないのって思うのだけど。
そもそも詳細な見積もりを出されたとしても「高い」ものは「高い」だろうしね。