「嘘つきか」「正直者か」とか

簡単に言えば、社長が社員に対して、「嘘つきか」「正直者か」のどちらが組織として効率的かという話ではあるのだけど。

大きな会社はよく分からんが、
規模がそれほどでもない会社であれば、
売上や利益とか経営状況であったり、他社との微妙な状況とか、
そういったセンシティブな情報も社員全員で共有していたほうがいいのではないか、
というか、
経営者と同じ知見を共有していれば、社員レベルでも動きがブレないからよさそうな気がする。

まああまりそういう情報が伝わってこない会社というのもあるにはあるし、
命令指揮系統がきっちり出来上がっていれば、ちゃんと組織は動くには動くけど、
個々が自律的に動くことに比較すれば、効率が悪い気もするし。
局所最適に陥りやすいという話にもなるのだろうな。

とはいうものの、
やはり経営者と社員ではインセンティブが異なるのは立場上いたしかたない気もするし、
例えば、経営者が傷口の浅いウチに商売を畳むという、黒字閉業させるという判断をしたとしても、
多くの社員はそれをすんなりと受け入れない・・・、たとえ社長が個人的資産を担保に入れるはめになったしても、そんなことは関係がないのだろうな。

まぁでもせめて自分の会社の売上ぐらいは把握しておいたほうがいいだろう。
自分の立ち位置を正しく理解しておくことって、社会人のマナーよりかは重要な気がするんだけどね。