「プログラマーのジレンマ」とか

読み終わった。
だいぶ面白かった。プログラマー以外の人が読んでどう感じるかはわからんが。



オープンソース開発プロジェクト、チャンドラーのドキュメンタリー。
現代版「人月の神話」といいますか、チャンドラーを巡るお話とソフトウェアの混沌の歴史を交互に振り返りながら物語は進んで行く。
オチは意外というか現在進行形というかネタばれになるからここには詳しくは書かないが。

ただ、ソフトウェア開発の計画が予測可能になる完全な「特異点」など恐らく自分が生きている間にはないのだろうなぁ。
一つの手段として、予測可能性が非常に高い段階までシステムを裁断し続けて、そうじゃない部分からは「逃げ続ける」ことかな、って思うのだけど。

それから「システム工学」誕生と「名画工学」のエピソードは知らなかったけど、なかなか興味深いね。