「アニマルスピリット」読了とか

とりあえず読んだけど。



人間の非合理的な部分・・・アニマルスピリットがマクロ経済にどういう影響を与えるか?という本。

アニマルスピリットには次の5つの側面があるらしいが、
「安心とその乗数」「公平さ」「腐敗と配信」「貨幣錯覚」「物語」

ってか、結構内容が硬いというかアカデミックというか、
途中からちょっと意味が分からなくなったというか、
結局はアメリカの経済情勢中心だからかな、というか。

それからトヨタの成功について評した興味深い一文。

だがこの種の自信過剰は、日本文化にしばらく前から見られるようになっていた。それは特に福沢諭吉が発展させた国家哲学の一部となっていた。福沢諭吉は現代日本の創始者の一人とされる。かれは自立と外国から学ぶことについての物語を奨励し、外国の成功を精力的にまねても恥ずかしいことは何もないと論じた。他人のまねを、日本人の創意と知性のシンボルにしたのが福沢だ。