「戦略の失敗学」読了とか

ちょっと前に読み終わっていたのだけど。



色んなビジネス(とか政治の)失敗事例を集めて、それを分析しようという話。
失敗には12の根本原因があり、それに当てはめてはいるのだけど、
ちょっと無理矢理感があるというかあまりアカデミックではないような気が。
まぁ読み物としては面白い。

で、もって「これからの失敗の恐れあり」として作者が上げているもの。
決め付けはどうかな、とか思うけどさ。

1. リニア中央新幹線。ニーズがない。
2. 電気自動車。蓄電池の性能が長距離運行に耐えうるまでは発達してない。ハイブリッドが現実的。
3. 東京電力。今後エネルギー地産地消型社会になっていく。
4. ソニー。今後の有望分野はエネルギー、カーエレクトロニクス、社会システムなのだが、ソニーはどれも弱い。
5. 民間放送テレビ局。CM依存は既に破綻している。
6. インドへの企業進出。政治体制、インフラの不整備、質の高い単純労働力を得難い。
7. 後期高齢者医療。医療費が減るインセンティブがない
8.農林水産省。将来への見通しが足りない。