「凡人起業」読了とか

敗軍の将から学ぶ起業論。結構面白い。



凡人がとるべきビジネス戦略をテーマにした本は幾つかあるけど、
『御社の営業がダメな理由』読了
「トップ営業マンを見習うな!」とか
これもその系統なのかな。

主に中小企業の話。
起業の動機は成否にあまり関係ないかも、とか。
中小企業ではいわゆる「経営論」はあまり役に立たないが、それを会得することが成功への王道と勘違いしている人が多いとか、
そもそも「経営」という言葉に酔いすぎだとか。
中小企業の社長で多いのは、「職人型」「バイタリティ型」の2種類。
前者は深い業界知識を武器にするのに対し、
後者はある種の無神経さというか、「高級ホテルの敷地でバナナの叩き売りをやらせてくれ」と支配人に頼みに行き、案の定断られてもそれを意に介さない図太さを持ったタイプ。
「バイタリティ型」は膨大な失敗の中から徐々に軌道修正を行い、やがて正解に辿り着く。
税理士は経理のプロかもしれないが、営業ということになると素人みたいなものなので、
彼らを経営コンサルタントとしてアテにするのはちょっと違う。
「仕事をこなす」と「仕事を取ってくる」の違いを理解しないと大変なんだけど、
大企業に所属すると、どうしても「仕事をこなす」視点になってしまうので、一旦中小企業で修行したほうがいい。

まあ色々あったよ。一読してみればいいのかな。