特殊性に逃げてはいけないとか

東洋経済の北川達夫の「『対話力』入門」だけど、
「特殊性に逃げてはいけない」というのが今回のテーマだった。

対話とは「相手のことはわからない」ということが前提のコミュニケーションである。わからないのだから、わかりあおうと思ったら話すしかないのである。だが、面白いことに、コミュニケーションにおいて「わからない」ことを逆手にとる人たちがいる。自分の特殊性を主張して、それが相手には「わからない」ことを強調するのだ。そうして相手よりも優位に立とうとしたり、あるいは自分の立場を正当化しようとしたりするのである。



でもって、

・「日本語は特殊だから・・・」という日本語特殊論
・「自分には経験があるからわかるが経験のないあなたにはわからない」と「自分の経験」を特殊性として主張する人

に対して、チクリと批判していたりする。

Web上でも「○○な人にしか実感として理解されない」みたいな言い方が多かったりするので、
そういう決め付けへのアンチテーゼとしていいかもね。