「ふしぎなキリスト教」とか

大分前に読み終わってた。



キリスト教がなぜキリスト教たるかを対話形式で記述した本。

一神教はなぜ一神教となったのか。
この本によれば、日本の宗教観というのは多神教というかシャーマニズムというか、比較的原始的なものらしい。
そもそも欧米や中東も本来はそういう宗教が中心であったのだが、戦争だったり侵略だったり、そういった文化や民族の危機に耐えうるものを求めていった結果、より普遍的な「一神教」が生まれたとのこと。
普遍的なものを目指すというのは広い意味での一神教らしく、例えば本来の仏教についても、普遍の真理を前提としているという点で、一神教に似た性質らしい。

個人的には欧米の宗教観について・・・、というか日本人の感性について再認識することができたので面白かった。
真理に対する敬意が薄いのは信仰がない為?なのかとかね。

まあ内容的に謝りが多いと批判されているみたいだけど。
こっちは批判本。