局所的な修正を受け入れる仕組みとか

ちょっと前だけど、あるWEBシステムで修正変更が相次いだ為、予算が厳しくなったという話を知人から聞いた。 ただ話を聞くとデザインレベルの修正なので、ソース一式渡してしまって、デザイン屋さんに直してもらえばいいじゃない、って思ったけど、 どうやらそういう作りにはなってないというか、デザイン屋さんが手を出し難い感じになっているというか。 結局、どこかが持ち出し気味に修正をかける雰囲気ではあるけれど。

例えば、WEBシステムのテンプレート化については、以下の3段階ぐらいがあると思うのだけど、

  1. HTMLとスクリプトが一体となっている
  2. HTMLがテンプレート化され、スクリプトと分離されている
  3. HTMLの諸共通機能が部品化されている

2-3の間ぐらいが丁度いいのかなというか、HTMLコーダーが修正できるギリギリではないかと思う。 あまり細かく分け過ぎると、ある程度システムの分かる人間しか手を出せなくなる。

「どういう人間がそのWEBシステムを修正していくか?」について、意識されないことって結構多いと思う。 世の中には、意味も理解できずに雑誌のコードをコピーして、それでちょっとした効果をページにつけるとか、そういうのがあったりする。 或いは、フレームワーク的なものを導入している部分と2000年頃のレベルのスクリプトが1つのシステムの中に同居していたりする ツギハギの修正を続けられたシステムはあまり美しくないとは思うのだけど、多分、システムに若干明るいWEBデザイナーの人とかが「その程度の処理だったら、こちらでもできますよ〜」とかお客さんにありがたいことを言ってくれて、やってあげているのだろうなぁ、と。

まぁシステムの仕組みは平易に越したことはないんじゃないかと。 「デザインとかは、そちらでも直していただいてOKです」と開発途中からでも引き渡して平行作業ができるぐらいがいい。 ギリギリまでデザイン修正が入る案件は本当にギリギリまで入るし、先の予算が足りない件ももう少し丸く収まったような。 局所的な修正を受け入れる仕組みがいいんじゃないのかな。