新卒採用とか
考えてみれば当然のことだけど、
- 新卒給与は一部企業を除き、高資本企業と低資本企業の差はそこまで大きくないと考えるべきである。
- なぜなら、新卒採用は人材投資という側面が大きい為、当初、彼らからは掛かるコストを超える収益を上げることができない。彼らへの報酬はほぼコストである。
- 年を経るにつれ、社員から得られる収益がコストを上回り、投資の回収期間となる。
- 同時に高資本企業に比較して、低資本企業の社員給与が伸び悩むという現状がある。投資回収時期に差が甚だしく開いていることはママある。
- また、20代後半〜30代前半は家族を持つ者が増え始める。相手を扶養するケース等、場合によっては、より多くの収入を必要とする。
- この場合、低資本企業の社員はより高収入への転職を選択せざるを得なくなる。
人件費の制約が大きいのなら、新卒は辞めたほうがいい。「これから」という時にいなくなるから。
「待遇」以外のファクターを重視する中途も少なくない筈なので、そういう人を中心とした採用のほうがいいと思う。
個人的には「企業内で育てる」ほうがまだ期待が持てる。
社内のコミュニティで切磋琢磨しあう環境があったり、オープンソースへの参加を奨励したり、業務時間の1割を自分の為のプロジェクトに使えたり(Googleだ)、教育コストへ費やしたほうがまだいいのではないか?とは思う。
技術的話題というわけではないが、中途の場合、「 それまで蓄積してきた会社観を上書きする」という作業が必要になる為、新卒に比べて難しい側面がある。
しかし、待遇の魅力が弱いのならば、「それなりの中途」しか来ないことを前提とすべきであり、やはりある程度の教育コストは必要になるのでは?と考えられる。