客先常駐とか

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メリット、デメリット

ブコメに書いたが、簡潔に。

  • メリット - 営業マンとして顧客の近い場所に位置付けられる。
  • デメリット - 技術や業務ノウハウなどが社内に蓄積されにくい。

客先常駐社員の精神的負担

場合による。

自社の方がむしろ制約が多いケースもあり(社内飲食禁止、服装、休憩の扱い、朝礼など)、こういった場合「客先の方がむしろ楽」と思われることもあるようだ。

客先常駐の数

そういった業界とは若干ずれた場所で働いているので「主語が大きい」事案ではあるが、客先常駐の絶対数自体は減っているように感じる。

リモートワーク環境の整備

減っているように感じる理由の1つがインターネットやPCの発達によるリモートワーク環境の整備だ。

ネットがなかったり開発環境の入手が難しかった時代、そもそも客先でなければ開発ができない状態だったように感じる。

90年代末期頃からそういった状態が変わっていき、近年ではオフショア開発までたどり着く。

開発プロジェクトの短期化

「減った」もう1つの理由として、小規模案件が徐々に発生するようになり、プロジェクトが短期化したことがあるように思われる。

かつては年単位のプロジェクトが圧倒的多数だったが、現状、一ヶ月単位のプロジェクトも相当増えたと思われる。

1人月案件を年12本回す場合、それが定期的に発生するということはほぼなく、幾つかの案件は時期が重複する。時期が重複した場合、「どの案件に集中するか?」といったスケジュールを日単位で詰める。客先常駐でこれを行うのは非常に困難だ。

客先常駐案件での重複について

客先常駐案件の期間中に別顧客の案件を行うということは相当難しい。

実際に経験があるのだがあまりいいものではない。

  • 常駐先で周囲の目を気にしながら、ものすごくコソコソ他案件を手がける、授業中の早弁状態
  • 常駐先での業務終了後、自社にて別業務を行うという極めて心身負荷が高い状態

 

ちなみに、昔、常駐先で「持ち帰りの方が複数案件回せて(売上的に)良いですよ」みたいな話をしたら、「そうことはお客さんにあまり言わないほうがいいよ」と優しく諭された。

まぁ1人月は1人月。。。

常駐によるリスク回避

自社内での開発で問題ない、と持ち帰りで任せたものの、「期日になってもできてない」という発注先が幾つかあり、結局、常駐をお願いし缶詰対応していただいた、という経験があります。

なので、リスク高めだったり、新規発注先の場合、常駐で対応をお願いできないか、まず考える。

発注先の開発能力が把握できており、アウトプットが信頼できるなら持ち帰りでも問題ない。

個人的には

個人的には今の職場環境のゆるゆるさが気に入っているので、客先常駐案件はできれば避けたい。

運用など別案件を同時に回したり、社内業務が少なくない、というのもある。

ただ、売上が下がれば、そういう案件でも取らざるを得ない状況になるのだろうな、とは思う。

由々しき問題

なお客先常駐という労働スタイルが、多重請負という重大な労働問題を発生させる温床となっているのは否めない。

昔書いた記事

dev0000-1.hatenablog.com

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