CMSの選定とか
Qiitaは割と頻繁に眺めるサイトですが、少し気になる投稿があったので。
極めて個人的な感想なのでブログで。
RailsでCMS
友人のBlogサイトを構築するのに、選定の結果、Refinery CMS(Ruby on Rails CMS that supports Rails 4.2)を採用したという記事。
選定の理由
「Paasで安くて手軽に運用したい」「Railsでも遅くならないはず」を除けば、これらは全て初期開発者側の都合でしかない。
wordpressはPHPの特性のためか、HTMLと処理が同じソース内に存在します。 昨今MVCと口うるさく言われている開発者としては非常に気持ちが悪いです。またwordpress独自の実装方法を覚えないといけないのが最悪です。
wordpressの良い点は非開発者でもサイトが簡単に作れるところ。しかし現実はデザイナーさんだけでは解決できない要望が多いのも事実です。メンテナンスがしにくいwordpressよりもRailsで楽に要望に応えられる方がメリットが多いと判断しました。
Railsを理解している人間より、WordPress(或いはPHP)を理解している人間の方が圧倒的に多いのが現実だとは思うが?
デファクトスタンダードで考えるべき
仮に自分が友人側のエンジニアに立っているなら、WordPress(CMSのデファクトスタンダード)で構築を依頼することを強く勧める。
先々、自分以外の人間がメンテナンスできる可能性を残すなら、当然、エンジニアを確保しやすい、デファクトスタンダードで実装することを考えるべき。
デファクトスタンダードを捨てるケース
なお、デファクトスタンダードを捨てるケースも幾つかあると思われる。
- 顧客が既に何らかの技術ベースを持っており、そこに準じる場合。
- 顧客要件に対しデファクトスタンダードでの実現が困難な場合。
- 技術的に開発物が自社(或いは開発者)の所有物であり、継続して運用し、開発効率を重視する場合。
- 戦術として、開発者が顧客(案件)を囲いこむ場合。
- (金銭など)開発作業から得れる報酬メリットがゼロに近い為、開発者の「やりたいこと」で埋め合わせをする場合。
「友人のBlog」の場合、5に該当している可能性がある。
なぜこんなエントリーを書いたのか
前述した、自分以外の人間が運用改修を行う可能性を軽視するエンジニアについて、これ以外でも、あまりに多く散見されると思った為。
もしすると僕自身、クライアントワーク思考に陥っているかもしれないが。
(自分達のプロダクツであれば、他者が運用する可能性は低い)
CMSの革新(蛇足)
サーバーサイド、・・・少なくともCMSについては、WordPress以降、ここ4、5年は革新的な発見は何1つない。
そこは十二分に成熟している。探検に投資する意味はあるのか?
運用に対する個人的な考え
なお運用に対する個人的な考えは以下になる。