ドキュメントがどうとか開発プロセスがどうとかってのはクライアントの本質的要求ではない
結構どうでもいい話だけど。
希望は突然やってくる - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance のはてブ
気になったコメント。
この間の某重鎮みたいなのは論外としても、あくまでSIerでありながらイノベーションを起こす道もあるんじゃないか。スタロジの羽生さんが目指してるのはそこだろうし、自分が今いる会社もある意味それを狙ってる。
実際のところどうだが知らんが、スタロジが賢いのは要求の流れとお金の流れを見直すことで変えてこうとしている部分だな。
それをイノベーションと意識しているのかは謎だけど。
ただ、コードの力で変えるのであれば、外からやったほうが早い。
というかね、「それ以外のこと」にパワーをとられがちなのだよね、既存のSIer方式って。
以前も書いたけど、
システム開発はプロセスに金がかかるがそれは二の次だという温度差
ドキュメントがどうとか開発プロセスがどうとかってのは、クライアントの本質的要求ではない。
何かあっても無償かつ短期間で対応さえしてくれればいいことが保証されれば、契約ですら「手段」でしかないのだよ。
例えば、mixiが自社のプログラマと瑕疵担保の契約を結んでいるか?
検収がなければ新機能を公開できない?
そんなアホな。
ただ、多くのSIerはそここそ付加価値と考え振舞っていることが多いのが現実だろう。
というか、コードを書かないのであれば、そこで価格上げていくしかないじゃないか。
「こんなバグ1時間もあれば直せるけど、色々な手間暇があるので、1週間工数をとらざるを得ない」というよい大工にとっては非常にストレスフルな状態になっているのではないかと。
まぁコードも「クライアントにとっては目的ではない」という点では同じようなものだけど。
ただシステムの構成要素そのものという点が大きく異なるか。