人を雇う理由

会社が大きくならないと社員もおもしろくない

結構微妙だとおもうけど、なんなのかなぁ。

当然理由の一つとして、売り上げをさらに上げるためには社員を増やすのが手っ取り早い、というのもあります。でも、それだけじゃない。 「社員が増えるとどんどん会社が非効率になっていきませんか?」 「それはある。でも、社員の気持ちにもなってみて。例えば5年とか会社にいるのに、ずっと社長の命令聞くばっかりでおなじ仕事だと、おもしろくないでしょ?いずれは人を使う立場になりたいとか思うじゃない?」 あー。そのためには、必然的に会社は大きくなる必要がある、と。たしかにそうなっていないと、ずっと同じことやっていた社員さんは飽きて転職してしまうかも知れないですね。


「人を使う立場」というのは従であって主ではない。

何度か転職をして実感したこと。
もし社長一人で利益を最大化することが可能であるならば、そこには社員を増やす理由は全くもって存在しない。
より多くの案件、事業を行うために「必要だから」人を雇うのである。
あくまでも目的がある。
決して、「人を使うのが好きだから」「お金を上げるのが好きだから」「なんか一緒にいたいから」人を雇うということではない。

たまに「面白そうだから」と言って特定の目的なしに人を雇ってしまうこともあるにはあるのだが、・・・まぁ大概手持ち無沙汰になるし、無理やり作業を発生させて、「とりあえずなんか体を動かそうとする、でも別に利益には付与しないとか、本末転倒なケースになってしまうことが多いような。

それと、人が増えて業務が非効率になってしまうというが、そういうのって売上や利益の規模も大きくなり、余裕が出来たからこそなせるのじゃないのか。
小さな会社であれば、社長が総務も経理もやっていたりするのだが、収益が大きければ自分のリソースはもっと別のことに投資して、そういった業務は専門分野の人間に任せたいでしょ、多分。

「誰もがいずれは人を使いたいと考えている」と思い込んでいるのであれば、それは違うだろう。
「ずっと同じ仕事で飽きる」人もいれば「ずっと同じ仕事で難しく考えなくて済む」とほっとする人もいる。
「社員はこう思っているに違いない」という考えはまず捨てて、「どうすれば自分や社員の利益が最大化するか?」ということを考えるほうがマシだと思う。

ってかね、会社の人が増えなくても給与が増えればそれでいいかな、自分の場合。