プロマネ屋とか

プロマネ屋が高度であればあるほど、所属する技術屋は平均値に収斂されていく」
といったところか。

「外注と同じ仕事しかしないなら辞めろ」
製造を行っていないSIerで製造出来る社員に育つには

結局、こういったSIerで要求される能力というのは、
プロジェクト管理能力であって、とりあえず技術力は二の次ということでいいのかね。
そもそも平均値エンジニアを集めて、モノを作り上げるというのがこういうところの開発スタイルだと思うし。
質を量に転嫁させる、個々のエンジニアの出来不出来というリスクを除外させるというか。
「これを作るにはこんだけ人手がかかります。だからお金ください」
みたいな。
技術力を上げて、それを生産性に結びつけるインセンティブが薄いのはよく言われていることで。

だから、別に技術屋じゃなくて、プロマネ屋ってことでいいんじゃないのかね。

で、以前も書いたのですが、
「常駐作業、月160時間稼働でン十万」
というビジネスモデルはどうにも非合理というか、
所属企業が営業リスクを負ってくれるのは理解できるのですが、
個人事業主として直接入ってしまえば、
会社の維持費がかからない分だけ、一人当たりの利益が増えるのかな、と。

なので、営業力と技術力に自信がある奴から先に独立して行くという現状があるのかな。

得手に帆を上げて、舵を取れ。

どうやらPMにならないとプロジェクトをデザインしたり仕様を決める力が基本的に無いのだということを知り、当時の僕の目標はいち早くPMになることだった。仕事をもらっている立場では提言はできるけど、全体の決定権は無い。要するに、自分が正しいと思ったことを決めてそれをやりたかった。


規模にこだわらないのであれば、
自分で営業して仕事とってくればいいじゃん、って思った。
顧客に一番近いところに立場築けば、全体の決定権は容易に握れるよ。

ってか、一連の論で思うのは、顧客が不在なのかね、どうにもこうにも。

個人的には今更大規模プロマネ屋の世界にも中々入って行けるものではないし、
受託をやっていくのであれば、
「小規模、ワンストップ、高効率、高利益」
の商売をやっていくのがいいのかなぁ、とか思ってたりします。
昔に比較すると、小規模の領域って圧倒的に広がっているし、
大規模プロマネ屋がなかなか手を出しにくいところでもあるし。