バリューとか

ダメとは言うけど後でとか

続きっぽいこと。

ある営業があるエンジニアと仕事の相談をしていて、否定的なことばかり言われて、げんなりしてしまったようだ。
打ち合わせの後にそのこちらに言ってきたグチ。
「同じ会社の仲間のはずなのにこっちのこと敵かなんかだと勘違いしてない?『プロジェクトを成功させる』って目的は共有するべきなのに、これじゃあダメだよなぁ。。。」

GEの幹部が言ったことで、
「我が社のバリューを理解していなければ、どんなにスキルの高い人間でもいらない」
ってのが確かあったような気がする。

エンジニアなどバックヤードの人間がバリューを共有できていない、
と言い切ってしまうと話は簡単なのだが、バックヤード側の視点に立てば、
「バリューどころか案件の意味を知らされずに切れ切れで話が飛んでくるので、どうしても他人事としてしか感じられない」
ってことなんだろう。

自分の話だが、
こちらが気付けなかったミスで(そもそも気付けたらミスしないけど)、「なんで意識が低いの?」みたいに詰問されて、逆にブチ切れたことがある。
「『何の為にやるか?』ってことを知らされずにあれやらこれやれみたいに一方的に言われて当事者意識を持てるわけないだろ!」って。

「できない」と言ってしまうエンジニアについてだけど、
無理を言ってくる営業に対して、「これはなんらかの考えがあってこう言っているのだ」とエンジニアが深読みするぐらい信頼関係があれば、「できない」とは言わないかもしれない。
もしかすると、「お互いに信頼しないと生産性が上がらないのであれば信頼するしかないじゃない」という開き直りに近いかも。
ただ、そこまで到達できてない場合・・・、「できない」を連発するエンジニアがいて困っているのであれば、「案件をやる意味を徹底的に伝える努力」が必要なんじゃないかな、とは思う。
ちゃんと話せば理解してくれるだろうし、1度で理解しなければ、2度3度と言ってもいいんじゃないかと。
言い過ぎるぐらいに言わないとバックヤードまでなかなか案件の意味は伝わらない。
「分かった」と口に出して言わなくても、態度が段々変ってくることもあるだろうし。

経営的効率を考えれば、必要なスキルを有したフリーランサーを集めてしまえば、それで企業以上の生産性は成立してしまう気がする。
福利厚生費用とか安くすませられるし。
でもフリーランサー集団の弱点は個々の目的がバラバラという点で「局所最適に陥りがち」という点だろう。
バリューを共有すれば、全体最適を意識できる。そうすることで初めて企業はフリーランサー集団の生産性を超えられる、とは思うのですけど、どうなんだろ。

ってかさ、意識教育って営業ってよりかはエンジニアの上長の仕事ではあると思うのだけどね。ぶっちゃけ。