レベニューシェアがうまくいかないとか

なんか、
成果報酬というかレベニューシェアでうまくやれば、発注も受注もハッピーなんじゃないの?
みたいな論をたまに見るのだけど、銀の弾丸とはなりえないよなぁと思っていて、

発注側からもちかけてくるケースとして、「資本はまだそんなにないし、初期開発としてのお金もあまり払えないから、とりあえずレベニューシェアで」ってなると思うのだけど、実際に初期開発分を回収できる程サービスが盛り上がるのってどれくらいあるんだろ?
死屍累々たるサービスの山を見ているととてもそうは思えない。

それから、Webサービスレベニューシェアって、運用も含むことが多いと思うのだけど、一つの改善が劇的な売上アップにつながるってのはなかなかない気がする。
粛々とサービスの改善を積んでいき、売上の伸び率自体は相当遅いタイミングで推移するだろう。
結局、受注側からしてみれば、「定期収入の中でサービスを改善していく」という形にしかならないから、やる気もそこまで上がっていかないのではないか、と。
大幅な改修発生時には都度費用を請求できればいいのだろうけど、「レベニューシェアの枠組みで」となると、なかなか難しいだろうしね。

結局、レベニューシェアであっても、受注側からすれば「他人のプロダクト」という点では変わらない。
当事者意識こそがサービスを改善していくのに重要だと思うのだけど、それはなかなかもてないような。