「誤解されない話し方」とか

電通のコピーライターの人が書いた本。



広告業界で働く人はよく、”コミュニケーションのプロ”と言われることがある。その理由は、大きく二つに分類できると思われる。 一つ目の理由は、広告という仕事は「人」と「モノ」をつなぐ役割を担っているため、コミュニケーションなしでは成り立たないからである。立場の違う人たちの意を汲み、ひとつの結論へと導いていくことが業務の大半を占めるから、と言い換えることもできるかもしれない。 そして二つ目の理由は、考えていることを言葉にする技術を備えているからである。自分の思いだけでなく、クライアントのうまく伝え切れない熱い思いを誰もが理解できるように ”翻訳”し、言語化するスキルである。これは私の職種であるコピーライターの腕の見せどころとも言える。



内容は「広告業界的な」対クライアントのビジネスコミュニケーションのノウハウ集だったりします。

ふむと思ったのは、

・どんな話も初耳としれ。
・Yesと答えやすい質問方法を考える。
・「私が」ではなく「私たちが」という言葉を使う。
・「笑声」(えごえ)を使いこなす。
・謝罪ではなく和解にもっていく。
・口にする前に書く。怒りの感情の場合は特に。
・「手ブラでいっていいですか?」というマジックワード
・「だからこそ」という言葉の力。
・明るいトーンで名前を呼ぶ
・「大丈夫」を口グセに。

例えば、SIer業界だとドキュメントドリブンで進む部分が多く、ここまでのノウハウというのはなかなか蓄積されにくいから、参考になるとは思う。