NHKの医療事故特集

○ NHKの医療事故の特集を見た。
新技術経験実績を積むという功を焦った医師が不慣れな術式で手術を行い、結果として患者の死という医療事故を引き起こしたというもの。
ぐさり。開発の現場に重なってしまう。

新技術の導入を進め、なおかつ事故・・・プロジェクトの失敗を回避するには、経験者をプロジェクトに参加させるなど色々と策はあるのだが、ただ実際にそうならない現場もかなり多いのではないか?

あと思ったのは医者って全体の治療プランを考える人も実際に手術を行う人間も一緒ということか。
これシステム開発みたいに細かく分業化されるかもしれないな、そのうち。

○ 患者と医者の関係というのは顧客とシステム屋の関係になんと似ていることか。
顧客は「発注処理の一連のプロセスに時間がかかって仕方がないんだけどもなんとかならない?」とすごく曖昧な症状を訴え、システム屋はそれの治療法を幾つかプランとして提案する。
不可視の領域があまりない分だけ、また人の命等それほどリスクが高くならない為、システム開発のほうが甘いのだろうが。

○ 医療とシステム開発がだぶる?
「それでも私はシステムをなおすんだっ!自分が生きるため!!」
なんて。