昔話

ふと前の会社のことを思い出した。

今の会社とはまた違った意味でハードというか、「なんじゃこりゃ」という経験が結構あったのだが、人が動いてナンボの業界ってやはりどこもかしこもこんな感じなんだろうか。

話をひとつすると、 ・・・まぁよくあることなんだけども、
客先常駐の社員がある日その客先に出社してこなくて、
彼の下宿に電話してもいなくて、
実家のほうで見つかった、という話。

教訓「たまに社員は失踪する」

結局、その社員はその後退職しちゃったけど、
そこの上司が優れていたのは、穴をあけることもなく、
どこからともなく代わりの人間を引っ張ってきたことかな。
そこの部署があまりに離職率が高いから、そういうことに慣れっこになっていただけかもしれないけど。

というか、旧来のシステム開発の手法って、標準化、文書化などを推進することにより、徹底的な属人性の排除を狙っているんで、
それ故に、
若手の大量雇用 → 一人頭幾らで客先にばら撒く 
 → 給料の安さに会社を辞める → また大量雇用のループ
が理論的には可能だったりする。
偽装派遣だなんだと叩かれるのも多分こういうこと。

多くの中小システム会社の本音は、利益率が高いので請負をやりたがっているハズなんだよね、おそらく。
その案件を社に持ち帰ることが出来れば、担当社員を他の業務にも割り当てられるし。