震災オレオレ詐欺

震災の場にいた人の安否を求める情報がNHK教育で放送されたが、その際に流された個人情報などがオレオレ詐欺に悪用されたらしい。
個人情報取り扱いの危うさについて高木浩光氏が指摘している。

NHKはいったい何がしたかったのか


しばらくすると、テレビ画面に、「心配です連絡ください」といった1行メッセージとともに、心配して連絡を求めている人と、心配されている人の、氏名および住所、たまに電話番号までもが映し出された。



いや待て、少なくとも次の問題があるように思える。

1.知人を心配して「連絡ください」と連絡先を公表している人は、自分の意思で自分の個人情報を提供・発表させたのだから自業自得であるにしても、勝手に住所を公開された知人の方の意思はどうなのか?
2.番地まで公表することに意義があるのか? 知人同士が連絡を求めているのだから、「東京都○○区の△△△△さんから新潟県○○市の△△△△さん」といった程度の表記に止めておいても、所期の目的は達成されるはずではないか?
3.情報提供者たちは、ここまで全部がテレビに放映されるとは理解しないまま、情報を提供した可能性はないのか?



防災時の取り組みについては今後も検討する必要があるだろう、と思った。
というか、ここ の記事によれば、1368人「しか」利用していないのか。