スキルの育成について

スキルは実績を以って示す必要があり、プロにはその説明責任がある。

その通りだと思う。
っていうか、実績がなければ、あまり信頼してもらえないし、いい実績を積むことが出来ればラッキーだけど、逆は・・・。

ただ、またスキルが形成できるか否か・・・どこまで職業人としての自覚を持つか?っていうのは「本人の素質5割、環境5割」って気がします。
リンク先にならって、ゴッドハンド輝で話をすると、ヴァルハラいけば周囲に刺激されてがんばろー!って気になるけど、普通の病院へ行っても、クーパーの練習をする意識が芽生えるか否かはすごく微妙。

こういった企業風土を如何にして生み出すか?っていうのが重要な問題ですよね。
社員に土日出勤をうながして勉強会をさせている会社とかもあるけど、出向メインですと、受注業務メインの会社と比較して、技術の蓄積が属人化してしまいやはりツラいものがあるかな。

で、

「つまらない単純な作業はガマンして続けていても実績となることはあまりないが、やりがいの感じられる作業は実績となることが多い」

と、個人的には思っている。
すごく乱暴に言うと、「つまらない単純な作業」はさほど高いスキルを必要としない為、実績としては重要視されないんじゃないのかな。
付加価値の高い作業をしたほうがそりゃあ実績としても評価されるだろう、という至極当たり前の話。
昔みたいに誰もが丁稚から始める仕組みだったらいいんだろうけども、日本のSI業界ってそうじゃない側面も大いにあるわけだし。

問題はそこからどうやって抜け出すか?
つまらない単純な作業を愚痴をこぼすことなく続けて、そこで色んな工夫を行うのは当然の前提条件。
ただ、プラスαを付け加えることが必要。
分かりやすい例ですと、仕様書が不完全であれば、設計者にヒアリングすることは当然として、補完文書の作成までを行うのがプラスαじゃないのかな、多分。