システム系の見積もりが高い

ITの価格について。
ここより引用。

私はこの能力だけでも仕事ができるような気がしてきた。
何もわからない会社は、1千万を調達して制作する、あるいは諦めると思うけど
私は、CGIプログラマーに「そんなにかかるはずはない」と、チェックや管理
ができる。
「企画料」というよくわからない料金もある。企画は私ができる。
「ここと、ここと、ここを作ってくれればいいから」と指事すると、100万円
ぐらい平気でガクンとさがる。どういう世界だろうか。

プログラム・コンサルでもしようかな。


一千万ってシステム系会社が出してきた見積もりなのかな。
よく分からないけども。
或いはWeb系の有名どころで一千万はブランド料だとか。

システム系の見積もりが高いのは色々と理由が考えられる。
以下、内訳。

1.開発方法論費用…コーディング以外に費やす時間が大きい。仕様書作成とか検証とか。っていうかね、デスマーチを考慮に入れなければ、ウォータフォール開発ですと、コーディングは全作業量の4分の1以下ぐらいなんだよな、多分。

2.コミュニケーションロス費用…設計者と実装者と検証者が違うというか、作業レイヤが分離されていることが多い。
それぞれに専門家が割り当てられるから質が高くなる…はずなんですけど、実際にはコミュニケーションロスによる情報損失のデメリットのほうが大きくて、あまり品質向上に役立っていない部分もあるような気がする。
コミュニケーションロスを解消する為の手間賃。

3.パッケージ費用…Oracleとかたかーいパッケージを導入しちゃうから。IBM WebSphere + Oracle + Windows2000Server という黄金パターンで作られている掲示板とか世の中にきっとあるに違いない(笑)。勉強不足が原因なんだろうなぁ。

4.相場感による費用…何も考えずにお金を沢山くれるところ…公共系と仕事をしているので相場感覚が微妙に大きくなった。
まぁ最近になって公共系のIT投資への批判が多くなってきたので、ここらへんも変わっていくと思うけど。

5.自社ライブラリ開発費用…(オープンソースとかの適用を考えず)よせばいいのになんでもかんでも自分達で作りたがる。放っておくと、EUCSJIS変換ライブラリまで自分達で作る(笑)。
それから機能のトレードオフが下手。

6.社員教育費用…よせばいいのに新技術についても自分のところのリソースですべて解決しようとしている。その為の勉強代。
っていうかね、実は外注先のポートフィリオを考えるとき、会社だけではなく、人材とか技術的バックボーンとかもうちょっと重視すべきだと思うのだけども、そこの意識が薄い。