企業コンピューティングの終焉その2

企業コンピューティングの終焉よくわかんねーなぁ、と思っていたんだけど、企業の情報システムも安くてヘボい方が勝ちでそれについて触れられていた。

以前の会社では[プロジェクト]x[関係者のセグメント]別にMLを作っていたりして、単純にメール「だけ」じゃあちょっとムリかなぁ、というのが私感です。
あとメールって端末に残ることも多いので、「その端末なくしたらどうすんだよー」とか「その端末がウイルスに感染したらどうすんだよー」って問題がついて回ったり、それから「状況の共有」(今、プロジェクトはこういう段階で止まってるんだよーとか)にはあまり向いてないよなぁ、とか。
まぁ「企業コンピューティングの終焉」に言及すれば、メールだけじゃなくて、ASPとかMetaframeとかのシンクライアントとか色々と組み合わせることになるのかな、と。

あと社員同士でメールクライアントを統一させるのは重要かもしれない。
業務の引継ぎの場合とか、「まぁ細かいことはこれ見てよ」ってメールのアーカイブをそのまま渡せるのがいいやぁ、って思ったり。
まぁそうじゃなくても、Web上にアーカイブさせておけばいいのかな。

っていうか、企業内には「無駄な」情報システムって沢山ありそうだな。
無駄を無駄と知らずに作ってしまうのはSIの怠慢、みたいなことはここでも何度も書いてきたわけだけども。
「しっかりお金をかけて、10年、15年動くことが大事」みたいな意見もあると思うけど、10年前のOS…、Windows95の今の扱われ方とかを考えると、「安いお金で3年ごとに作り変える」っていうのでもいいような。
結局、ITって陳腐化を免れない「消耗品」なんだよね。

ASPで思いついたんだけども、例えば、会計事務所で「管理会計ASP」を提供すれば、それで話は終わってしまう気がする。
ユーティリティコンピューティングの欠けている視点の一つって、「業務に精通した設計者がどこにいるの?」ってことだと思うのだけども(それ故にスクラッチ開発が生き続ける)、本来の業務屋がそこでイニシアチブを握ることが「出来れば」問題はないわけだし。

ASP文化の一つの方向性として「機能に特化した小さなASPが乱立して、それの組み合わせで業務が推進される」っていうのがあると思うが、それらをまたいで作業を行うっていうのも違和感がなくなるかも。
なぜってそれってタグもといタブブラウザ