もしWebの後に紙が発明されていたらどうなっていただろう

Webと紙は比較できるレイヤーじゃないんだけども、あえて。
もしWebの後に紙が発明されていたらどうなっていただろう?

やっぱり「情報のコピーを簡単に難しくする全く新しい技術!」ってことで誰もが飛びつくのだろうなぁ。
Webでもタイムススタンプとか色んな認証技術が発達してきたから似たようなことは出来るだろうけど、ささっとペンか何かで書くだけで、「その場で情報を生成できて」「しかもびりびりに破り捨てれば再現が困難」ってことで「情報の一回性を保持」ということではかなり勝っているに違いない、とか。

あと「リアルな物質」であるが故に色んな付加価値をつけることができる。
紙の質に凝ってみたり、形状を色々と変えてみたり。
「直筆」ってことで人の温もりも伝えやすくなったり。
それまで挨拶状とか名刺とかは電子メール等「味気ないデジタルデータ」だったのだが、紙を使うことにより、新たなブランドイメージを追加することが出来る。

「知識」や「ニュース」の伝播に紙はどういう役割を果たせるだろうか?
貴重な「知識」は「あえて」紙で流すことにより、・・・クローズドなものにすることにより、違った価値を付加することが出来る。
世の中の「知識」にはクローズドにしたほうがいいものが少なからずあるわけで、そういった分野において、紙は絶大な力を発揮するだろう。
ただ「ニュース」の伝播にはあまり役立てるとは思えない。
つーか、「ニュース」がマスコミから配信されるものを純粋に意味するのであれば、そりゃあコピーもガンガンできて、量産速度や伝播速度に勝るWebに越したことはないだろうって。
故に「マスコミ」であるわけなんだし。