労働集約、知識集約

働くのであれば、労働集約、知識集約を常に意識しておく必要がある。
http://www.azumino.matsumoto.nagano.jp/SQUARE/hardwareos.htmlから引用させてもらうと、

人類社会の歴史的変遷
 狩猟採集社会→農耕社会→工業化社会→情報化社会(?)
日本産業の変遷
 労働集約型産業→設備集約型産業→知識集約型産業(?)
二つの変遷の相似性
狩猟採集社会・農耕社会 → 工業化社会 → 情報化社会(?)
    ↓           ↓         ↓
  労働集約型産業     設備集約型産業   知識集約型産業(?)
情報化社会=知識集約である「はず」なのだが、実際のシステム開発は「一時間あたり単価幾ら」という契約が横行してしまっている為、結局、労働集約に近い形になることが多い。

この労働集約っていうのがクセもので、単位時間での請求しか出来なければ、商売としては非常に手堅いが、大きな利益は望めないだろう、ということだ。

以前から思っているのだが、作業時間数をベースに契約してしまうと、別の仕事をダブらせるというように、複数の案件を同時にこなしたりとか、マルチタスクで動きにくくなってしまう。
というか、契約自体が一括受注だとしても、客先常駐の場合、心情的に別の仕事を行い「にくい」のではないだろうか。
一括受注だからと開き直って・・・そもそも時間は関係ないし、別の仕事をしてしまうのも手かもしれないが、・・・そもそも常駐先の案件にカスタマイズ化された環境(そりゃ当たり前だ)なので、別の仕事を進めるのであれば非常に効率が悪い。
また場合によっては受注元の会社内ではより効率化された仕組み(社員であったり業務補佐のツールであったり)を持っていても、それが利用できなかったり。

経営の安定化も重要だが、一方で「もっと欲を持て」と言ってしまいたくなることも多い。
どこかで「本当の」知識集約型にスライドさせ、作業時間に縛られない大きな利益を上げることも考えるべきではないだろうか。