商慣習と新しいスキーム

テンアートニがオープンソース化を視野に入れた業務パッケージの発売を目論んでいるのだが、

ライセンスの売り切り形式であれば、100万円のソフトウェアを販売すれば、100万円の売り上げとなるが、サブスクリプションでの販売形態では、例えば、年間契約を結んだとして、月額10〜20万円程度の“使用料”が売り上げとして計上されるに過ぎない。月々の絶対的な売上額を重視する傾向にある現場の営業マンにとって、このことは些細(ささい)なことであるとはいえ、軽視できない事実でもある。
XPなどインクリメント型開発でも「費用計上は随時」という考え方があり、商慣習が新しいスキームに追いついていない傾向あり。