「思いやり」、「余計なおせっかい」
設計担当者「プログラマーが楽だと思うからこういう設計にしました」
プログラマー「デザイナーが楽だと思うからこういう仕様にしました」
デザイナー「プログラマーが楽だと思うからこういうページ構成にしました」
知っておかなければならないことは、
他人へのこういった「思いやり」の半分は無駄になってしまうかもしれない。
「余計なおせっかい」になってしまう可能性は、
友人同士、恋人同士等個人活動の関わりに比較すると、相当に高いような気がする。
思想、立場が異なる者達が深く関わらざるを得ないが故だろうか。
また、自分の「こうしたい」というエゴに気付いていなだけという場合もある。
「思いやり」をうまくいかせる為には、
- 原則論、一般論に沿うこと。
そのプロジェクトを動かしている「原則論」やシステム業界的に明らかな「一般論」に沿うこと。
そして「原則論」「一般論」のコンセンサンスは常に確認しておくこと。 - 「自分がやりたいから」と断言してしまうこと。
他人のせいにしてしまうよりかは、自分のせいにしてしまうことのほうが、聞いていて健康的だな、と思うことがある。 - 相手の話を聞くこと。
「〜なんだけど、あなたの意見はどう思いますか?」という一言があるだけでも、随分と変わってくる気がする。
昔、ひたすらテストコードを書いていくだけの作業をやったことがあって、
一緒にやっていた人に「つまんなくない?」って聞いたら、
「いやぁ自分はこういうの好きだしコーディングよりかは楽しいですよ」って言われて、
へぇと思ったことがあったので。
人によってやっていて楽しい作業だったり「これが正しい」と思うことは、
結構マチマチなんですよねぇ。